関数の使い方に問題あるときは、入力した内容を見直し、修正する必要があります。
困ったのは、正しく使われているのにエラー表示される場合です。
この問題を回避する関数を解説します。
下図のように顧客の表から、顧客№をセル「D2」に入力すると顧客名を表示するVLOOKUP関数(※VLOOKUP関数の回参照)を入力します。


このようにセル「D2」にまだなにも入力されていない状態では関数の式はまったく問題ないのですが、エラーが表示されてしまいます。
見栄えもよくないですし、資料などで提出する際も気になりますよね。
関数はセルに入力した値を元に検索や計算などを行うものが多いので、元になるセルになにも入力されていない場合はなにも表示しないという対策を講じておく必要があります。
そこで使えるのがISBLANK関数です。
これは、対象となるセルにデータが入力されてるか否かを判定する関数です。なにも入力されていなければ(TRUE)、入力されていれば(FALSE)という値を返します。
引数です。
ISBLANK(対象)
この引数の「対象」に検索や計算の元になるセルを入力します。
IF関数と組み合わせて使います。
IF関数の引数は
IF(①条件②条件を満たしたとき「TRUE」,③それ以外の時「FALSE」)です。
①条件の部分にISBLANK関数を当てはめます。
※図を繰クリックすると大きく表示されます。

意味はこうなります。①条件、セル「D2」が空白(BLANK)ならば、②なにも表示しない(「""」は空白の意味です。)、③入力されていればVLOOKUP関数の実行となります。
Enterキーを押します。

エラーが消えましたね。
これを使うと関数が入ったセルを複数行にコピーしても、入力前にエラー表示されることはなくなります。
エラー回避関数②へつづく
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