AND関数は引数の論理式をすべて満たしているか、否かということでした。OR関数は指定された論理式のいずれかを満たしていれば「TRUE」、いずれも満たしていなければ「FALSE」ということになります。
要するに、指定した条件のうち一つでも満たしていればOKということです。
AND・OR関数①で使用した表を使いOR関数を実際に入力してみます。
データの商品名が肥料か農薬の場合は「〇」、それ以外は「☓」と修正します。IF関数(※IF関数の回参照)と組み合わせて使います。
OR関数の引数は
OR(論理式1,論理式2,・・・)
図のように入力します。

商品名が農薬または肥料ならば「〇」。それ以外は「☓」という意味です。
Enterキーを押します。

確かに商品名は肥料ですので、「〇」が表示されました。
下のデータにもコピーしてみましょう。

肥料、農薬以外は「☓」になりました。
どうですか? OR関数もいろんなパターンに使えそうですね。
さあ、それではメインイベント。ANDとORを組み合わせた関数を作りましょう。
ここまではANDとOR関数をそれぞれ別々に使う方法を解説しましたが、もちろん組み合わせて使うことが出来ます。
ただ、数式はなが~くなります。
AND・OR関数①で解説した期間を限定するパターンと今回の商品名を限定するパターンを組み合わせます。
あまりにも長く図では見にくいのでここに記します。
IF(①AND(C5>=$C$2,C5<=$E$2),②IF(OR(E5="肥料",E5="農薬"),"〇","☓"),③"☓")
内容としてはこのようになります。
①請求期間を満たしたデータで、②肥料か農薬のデータであれば「〇」、請求期間を満たしても、肥料、農薬以外は「☓」、さらに③請求期間外のデータは「☓」という式になります。
IF関数のネストを使い複雑な条件に対応しています。

Enterキーを押してコピーします。

請求期間は「2/1~4/30」ですね。確認すると期間内でも肥料、農薬以外は「☓」になっています。
このように、複雑な条件でもANDとOR関数を使い、処理を分岐させることができます。
いろんな評価や、データチェックさらにデータ抽出などの判断条件に使えますね。
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