前回、可能時数から概算の時間割表を作成するところまで完成させました。
※算出された可能時数と標準時数を確認しながら概算の時間割を作っていく。

この時間割が完成すれば、もうこわいものはありません。
この時間割のとおり進めていけば、標準時数をクリアできるはずですから・・・・・とはいうものの、概算は概算、予定は予定といことで、なかなか順調にはいかないのが世の常でして、予定が変更になったり、うっかり、入力ミスしたりなどいろんなことがあります。
やはり毎日のチェックが必要と思います。
そこで、「Excelで時数管理①~年間の予定を埋める」で作成した、年間予定に、毎日行った授業を入力していくことで、さらに時数の管理を強固なものにしましょう。
年間予定表の上に標準時数と1学期から3学期までの時数に関係のある教科の集計表を作成しました。一番下の行には、標準時数との差を計算するようにしています。さらに「年間予定及び時数入力表」というタイトルまで付けています。

このように本日行った授業を入力すると、上部の表に集計されるように作成します。

関数は、COUNTIF関数(使える関数~SUMIFとCOUNTIF①を参照)を使います。
入力された教科をカウントするという単純明快な作業いなります。
COUNTIF関数の引数を確認します。
COUNTIF(①カウントする範囲,②カウントする条件)
1学期から3学期まで行を分けているので、①カウントする範囲は図のようにそれぞれ違いますので、注意しましょう。

1学期から3学期までの「国語」に設定できたら、コピーして、②カウントする条件を各教科に変更しましょう。
一番下の「残」には標準時数から1学期から3学期までの集計を差し引く数式を入力しておきましょう。
このように、その日行った教科を入力すると集計してくれます。

私の生徒さんは実際にこれを使って時数計算してます。まわりの先生方は時数計算をけっこう苦労してるらしいです。最後は面倒になって「もう適当だ!」なんて方もいるそうです。
このように、いったん年間の予定を決めて、概算の時間割を作成することにより、見通しが立ちますよね。気持が楽になります。
あとは、時間割に従って、毎日簡単な入力をしていけばいいだけです。
予定を変更すれば、時間割表の可能時数が増えたり減ったりしますので、そこを見ながら微調整していくことも必要になりますね。
少しでも時数計算を自分でやろうとしてる方の参考になったらと思います。
ちょっとした便利ネタだと早い更新ができるのですが、けっこうな大ネタなので解説や図の見せ方などを考るのに時間がかかってしまいます。ご了承ください。
この時数管理の表を作成するのにも、お話を聞きながら、けっこう時間がかかりました。
出来上がりのソフトを使うのもいいですが、こうやって自分で作成するとやっぱり達成感があります。また、自分でレイアウトの変更や追加など思いのままです。
当ブログはとにかく「自分で作ってみる」をモットーとしております。なるべくプログラミング言語などの専門知識がなくても実践で十分通用することが表現できればいいなあと日々考えております。
過去ログにもけっこう実践で使えるテクニックを紹介してます。よろしければぜひ見てくださいね。
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