ピボットテーブルで在庫管理⑤~いろんなパターンを試そう!

ピボットテーブルで在庫管理④~ピボットテーブルを作成するからのつづき

前回は、ピボットテーブルで倉庫別在庫数のテーブルを作成しました。

ピボットテーブルは「行ラベル」「列ラベル」を簡単に入れ替えることができるので、前回の操作方法で、何パターンも作ることができます。新しいシートに作ってもいいですし、既存のテーブルの各ラベルを入れ替えて作ってもいいですね。

今回は、行列ラベルにいろいろなフィールドを入れて試してみます。

まずは、前回の倉庫別在庫数の値ボックスにフィールド「在庫販売」を追加します。



そうすると、「値」というフィールドが列ラベルに追加されます。2つ以上の集計項目がある場合、このフィールドが自動で作成されます。

テーブルの列方向に在庫販売のフィールドが追加されます。

これだと見にくいので、「列ラベル」の「値」を「行ラベル」へ移動します。



在庫数と在庫販売金額の表示が2段に集計されたテーブルが作成されました。売価管理を適用している企業であれば、この方がいいかもしれませんね。




次は、このようにフィールドを配置します

※現在配置されているフィールドを削除するときは、ボックス外へドラックします。



レポートフィルター・・・・・「倉庫」

列ラベル・・・・・処理区分

行ラベル・・・・・「商品ID」「商品」

値・・・・・「在庫販売」

商品の処理区分別の一覧が作成されます。

※図をクリックすると大きく表示されます。


ただ、「値引き」や「販売」がマイナス表示だと見栄えが悪いという場合は、表示形式を変更しましょう。

マイナス表示ではなく、「赤」文字に変更できるのですが、「赤」もなんだかなあ・・と思い、私は「青」文字にしたいと思います。

集計エリアで右クリックし、メニューから「表示形式」をクリックします。



書式設定のダイアログボックスの分類から、ユーザー定義を選択し、右のボックスから「#,##0;[赤]#,##0」を探し、選択します。

そして種類のところで、「[赤]」という部分を「[青]」と変更し「OK」をクリックします。



見やすくなりました。もちろんマイナス表示でなくても計算はマイナスとして集計されてます。これで、商品の処理ごとの流れ、さらに、現在までの仕入や販売金額の合計も確認できます。



さてレポートフィルターに配置したフィールド「倉庫」ですが、初期状態は「すべて」になっています。

ここから、見たい倉庫を選択すると・・・・・・



その倉庫だけの集計が見れます。




もう一つ作ってみます。



列ラベル・・・・・「倉庫」

行ラベル・・・・・「処理区分」

値・・・・・「在庫販売」



商品が関係がなく、処理区分の集計だけ見たいときは、これでいいですよね。


まだまだいろんなパターンが想定されます。

入力項目に処理日付を追加すると、月や四半期ごとのテーブルも作成できます。

ピボットテーブルは、使用するデータ範囲でやれることは限られてきます。したがって、最初の入力項目を作成するときが一番大事かもしれません。

自分がほしいと思う資料はどういうものなのか最初にしっかり計画してから、作業に入るといいです。

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