灯油定期配送管理①~日付算出

この地域では灯油の定期配送というのがよくあります。

冬になるとどうしても灯油を使う量が多くなるので、いちいち注文しなくても灯油を定期的に配送してくれるシステムです。

自分ならどのように管理するだろうか。ということで、Excelでこのような表を作成してみました。



顧客IDや地区コードなど必要なフィールドを作成します。

普段はオートフィルターなどを使い、地区コードや配送予定日で抽出したデータで、その日巡回するお客様を特定します。

作った初期段階では、配送予定日や前回配送日、給油量は、手入力する必要があります。



給油業務が終了したら、本日の給油したお客さまのデータに配送日と給油量を入力します。



入力すると次回の配送日がサイクル(日数)と入力した配送日データから算出されます。同時に今回入力したデータが履歴として残るように、前回配送データ算出に準備されます。



実際に配送日算出セル「G4」に数式を入力していきます。

配送日入力のデータにサイクル日数をプラスした日付が次回の配送予定日になります。そして配送がない場合は、配送予定に変化がないので、配送予定の値がそのまま表示されるようにします。

※表の範囲は「A3」から「L15」までです。




=IF(E4="",H4,D4+E4)

「配送日入力」セル「E4」が空白だったら、「配送予定」セル「H4」を表示し、入力されたら、「サイクル」セル「D4」と「配送日入力」セル「E4」をプラスした日付を表示する。という意味になります。

コピーしましょう。



この時点では、入力がないので、配送予定の日付がそのまま表示されます。

次に履歴用に用意した前回配送の日付を算出する数式を入力します。

入力したの日付と給油数が履歴となります。入力がない場合は前回配送のデータがそのまま表示されるようにします。

セル「I4」を選択し、数式を入力します。


=IF(E4="",K4,E4)

配送日入力セル「E4」が空白だったら、前回配送セル「K4」を表示し、入力されたら、配送日入力セル「E4」を表示する。という意味になります。

となりの前給油算出にも数式を入力しましょう。



=IF(F4="",L4,F4)

給油入力用のセル「F4」が空白だったら、前回給油セル「L4」を表示し、入力されたら給油入力セル「F4」を表示する。という意味になります。

コピーしましょう。



現時点では、まだ日付、給油量ともに入力されていなので算出フィールドと配送予定、前回配送ともに同じ値です。



変化を確かめましょう。

3/18に給油したお客様のデータに日付と給油量を入力します。

配送日入力と給油量を入力してみましょう。



配送日算出は入力日付にサイクルの日数をプラスした日付になりました。前算出フィールドはともに入力した日付および給油量になってます。また、入力していないところは変化ありません。

ただしく数式が入力されました。

あとは、算出された範囲をそれぞれコピーし、貼り付けて、入力したエリアをクリアすれば、明日からの作業準備が整います。



このコピーと貼り付け作業、さらに入力した範囲のクリアをマクロの記録を使って自動化します。

灯油定期配送管理②~マクロの記録・・・・・へつづく

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