使える関数~IF関数

IF関数は指定した条件を元に表示する値を返す関数です。引数は次の通りです。

IF(①条件の数式,②条件を満たしたときの処理,③満たさなかったときの処理)

どんな時使うのかなあ・・といろいろ考えました。やはりデータのチェックに使うのが一番わかりやすいかなと思います。

こんな表作ってみました。

※図はクリックすると大きく表示されます。


3年B組の中間テスト5科目の結果です。

このテストの結果、平均で70点以上をAランク、それ以外はBランクで評価したい。

それでは評価の欄に実際にIF関数を入力していきます。必ず「=」から始めます。

まず条件ですが、5科目の平均ですから、「合計点数/5」という式が考えられますね。

さらにその平均が70点以上ということなので、条件式は「C4/5>=70」となります。「C4(合計点数)を5で割り、その結果が70以上ならば・・・という意味になります。「>=」は比較演算子といいます。~以上という意味です。

そして、その条件を満たしたとき、Aランクになりますので、「,」で区切り、「"A"」と入力します。文字を表示する場合は必ず「"」(ダブルクウォテーション)で文字を囲みます。それ以外の場合は「B」ですので、「,」で区切り、「"B"」と入力します。
(入力するとき「if」ように小文字でも気にせず入力してください。正しく入力されていれば、自動で大文字に変換されます。)



「Enter」キーを押します。

入力が間違っていなければこのように表示されます。

鈴木陽子さんは平均70点以上なのでAランクですね。



あとは下方向へコピーしましょう。



出来上がりです。

平均70点以下はBランクになってます。それぞれ正しく評価されてます。

今回は2つの評価でしたが、3段階に評価したい。このような欲求も当然出てきますよね。そういう場合は、関数をネストするという方法があります。ネストとは重ねるという意味です。IF関数を重ねて条件を何個も指定することができます。

それでは、70点以上をAランク、60点以上をBランク、それ以外をCランクとするIF関数に修正しましょう。

「IF(C4/5>=70,"A",」ここまでは同じです。ここから関数のネストになります。60点以上はBランクですので、またIFから始めます。「IF(C4/5>=60,"B"」そして2つの条件を満たさなかった場合はCランクというこで、「,"C"」と入力します。最後「))」となっているのは、IF関数を2回重ねている(ネスト)からです。もし3つ使ったら「)))」となりますからね。

この関数の意味をおさらいです。

1つ目の条件は平均が70点以上ならAランク、その条件を満たさない場合で60点以上ならばBランク、それ以外はCランクという意味になります。



入力できたらコピーします。



これで3段階評価の完成です。

どうですか?便利ですよね。

このパターンで4段階5段階の評価も可能です。

この評価を使ってクラス分けしたりもできますね。あとは、会社だと各部門の売上や費用のチェックなどにも使えそうですね。

どんな場面に使えそうか、いろいろ考えてみるのも面白いですね。コメント欄に遠慮なく書き込んでください。いい意見はみんなで共有しましょう!!そして支配されない自立するお仕事をしましょうね。

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