
普段自分が使っているものもそうですが、作成したファイルを相手に渡して入力してもらったりする場合、シートが複数存在すると見つけにくいものです。
そこで、メインシートを作成し、そのシートから瞬時に望んだシートへ移動できるように設定する方法を解説します。
まずは「メイン」というシートを追加(挿入)します。

一番左に位置する方がいいでしょう。
このメインシートから各シートへ移動できる設定をします。
ここで使うのが「マクロの記録」という機能です。
「マクロの記録」は一連の操作を記録し、その記録した処理をボタン一つで実行してくれる優れものの機能です。
「開発」タブの「コード」グループから「マクロの記録」をクリックします。
※開発タブがない場合は、ここをご参照ください。

「マクロの記録」ダイアログボックスが表示されますので、マクロ名を移動先のシート名に変更します(任意でかまいません)。

「OK」ボタンを押します。
これで、これから行う操作が記録されます。
「顧客リスト」シートへ移動する操作を記録しますので、「顧客リスト」シートを選択し、シートの一番上のセル「A1」を選択します。

記録はこれだけです。簡単ですね。
「記録終了」ボタンをクリックします。

今度は、記録したマクロを実行するための処理をします。
図形を使い、マクロの実行をしましょう。
「メイン」シートに戻り、「挿入」タブの「図形」から任意の図形を選択します。

任意の場所に図形を配置し、テキストを入れます(右クリック→テキストの追加)。表示するシート名がいいでしょう。
そして、図形を右クリックし「マクロの登録」を選択します。

「マクロの登録」ダイアログボックスが表示されますので、先ほど記録したマクロ「顧客リスト」を選択し、「OK」をクリックします。

図形に「マクロの記録」で行った操作が登録されました。
図形のマウスポインターを当てると指のマークに変わるはずです。
クリックすると「顧客リスト」シートが表示されます。

※図形の移動をするときは右クリックすると図形が選択された状態になります。その状態で任意の場所に移動しましょう。
同じように各シート用の、マクロの記録を行い、任意の図形に登録する作業を行います。
そして、図のように「メイン」シートができあがります。

各図形をクリックすると登録したシートが表示されます。
あとは、各シートからメインへ戻るという操作もあったほうがいいと思うので、図のようにメインへ戻るマクロも作成したほうがいいでしょう。

やり方は同じです。「メイン」以外のシートから「メイン」シートを表示するマクロを記録するだけです。
今回の解説では、シート数は少ないですが、年度末の決算書類やディスクロージャー誌など、シート数が半端ないほどあるExcelファイルを入力するとき、または入力をお願いする時にこの「メイン」ページがあると役立つのでは・・・・・・と思います。
「メインシートから決算項目入力をクリックして・・・・・・」とか、説明もしやすくなりますよね。
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