ワードで請求書①からのつづき
ワードでの作業に移ります。
ワードで作成した請求書

「差し込み文書」タブの「差し込み印刷」グループの「宛先の選択」をクリックし、差し込むデータを選択します。もちろん「ワードで請求書①」で作成したエクセルファイルになります。
※サンプルファイルでは「明細差込2」です。

「OLEデータベース」などと表示されますが、「OK」で進みます。
データを作成したシートを選択します。

「宛先の選択」が正常にできますと「文書入力とフィールド挿入」グループの「差込フィールドの挿入」をクリックすると、エクセルで作成したデータの見出しが表示されます。

フィールドを適材適所に差し込んでいきます。
「NO」「取引先」
明細部分は「取引日」「品名」「数量」「単価」「金額」を挿入しましょう。明細行は2行作っておきます。
※クリックすると大きく表示されます。

明細部分を2行作ります。1行目は必ず差し込みされるのでいいんですが、問題は2行目からですね。本来このまま差込印刷を実行すると、2行目以降は次のページに差し込まれます。
ですので、2行目にルール<Next Record If>を設定します。直訳すると「読み込んだレコードがもし・・・・だったら差し込む」という意味になります。「・・・・」は条件になりますので条件を満たせばデータが差し込まれ、満たさなければ改ページし、次のページから差し込みがはじまります。
2行目の取引日をクリックし、「文書入力とフィールド挿入」「ルール」をクリックし、<Next Record If>を選択します。
※クリックすると大きく表示されます。

条件を指定します。
どのフィールドを条件の対象とするか、で「取引日」にします。比較は「等しくない」を指定します。比較対象は「""」ダブルクウォーテーション2つ(空白を意味します)を入力します。

意味は「取引日」が「""」(空白)と等しくない場合、レコードを差し込む・・・・という意味になります。
ということは、「取引日」が空白でない限りレコードが差し込まれ、空白が読み込まれた場合、改ページされます。
この「空白」が「ワードで請求書①」で
エクセルに追加した「集計行」の意味になるわけです。
あとはこの行を残りの明細行にすべてコピーします。

「結果のプレビュー」を見てみましょう。

いいですね。
ワードにも簡単な集計機能ありますから、明細行の最後に合計を追加しましょう。


計算式にSUM関数を入力します。エクセルの行列番号(A1とかB1とか)と考え方はおんなじです。
※ちなみに金額欄は数えると「E列」になります。

いいですね!※サンプルファイルと結果が違う場合もあります。
最後に取引先が変わるごとに、改ページされているか確認します。



いい感じです。
まあでもワードで集計するというのは不安もありますので、エクセルでカッチリ集計したデータを作ってワードに差し込むとかいろいろ考えなけれならないところもありますね。
参考にしてください!!
※左サイドバーの「サンプルまとめサイト」から「ワードで請求書」をダウンロードし、練習してみてください。